ウェビナーでやりがちな5つの失敗とは?リアルセミナーにはない注意点をお伝えします

リアルセミナーの開催が難しい昨今、ウェビナーで商品を宣伝・販売する機会が増えたという人が多くなってきました。

参加者が自宅や会社から参加している、身振り手振りが伝わりづらいなど、ウェビナーはリアルセミナーと異なる点が多々あります。そうした点を考慮しないと、リアルセミナーでうまくいっていた人でも、ウェビナーで参加者に悪印象を与えてしまうかもしれません。

そこで今回は、コーチングセッションをオンラインで行ってきた私の経験を踏まえて、ウェビナーでやりがちな5つの失敗についてまとめました。

  • カメラと顔の距離・位置関係が不適切
  • 背景があまりにも個性的
  • 自分の顔を見すぎている
  • 表情がこわばっている
  • いきなり本題に入る

失敗を犯さないために気をつけるべき点もお伝えしているので、ウェビナーの成果に伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1. カメラと顔の距離・位置関係が不適切

ウェビナーを行うときに必ずチェックしておきたいのは、「ウェビナー参加者から見てあなたがどう映っているか」です。例えば以下のような映り方は、参加者に悪印象を与えてしまいます。

  • 顔がどアップで映っている
  • 顔が画面から見切れている

自分の画面だと、あなたの顔は端の方に小さく映るだけかもしれません。しかし相手の画面では、あなたの顔は真ん中に大きく表示されることを知っておきましょう。

そこで、ウェビナーをスタートする直前には以下のようなことをチェックしておきましょう。

  • 顔の上下左右に適度なスペースがあるか
  • カメラの角は顔の正面に合っているか
  • カメラの高さは目線に合っているか

カメラの位置を調整するときは、顔の位置だけでなく、ジェスチャーが画面に映るかどうかも気にしておきましょう。ジェスチャーが画面に入ることで、ウェビナーに抑揚が生まれ、参加者の飽きを抑えられるようになります。

また、画面越しでもオープンなイメージを持ってもらうには「目の表情」も重要です。

「目の表情」を鍛えるには、マスクを着けて鏡の前で笑顔を作るトレーニングが効果的です。目尻のしわだけでも笑顔が伝わるように練習することで、目の表情が鍛えられます。

2. 背景があまりにも個性的

ウェビナーはリアルセミナーと比べて画面の構図が変わりません。そのため、あなたの背景に少しでも気になる点があると、参加者はあなたの話に集中できなくなってしまいます。

私のアナウンサー経験からお伝えすると、自分の話を聞いてもらうには、相手の気が散ってしまうような要素は、可能な限り除くべきです。

プライベートや見知った相手とのビデオ会議なら、自分の趣味に関連する背景でよいのですが、ウェビナーで使う背景はできるだけシンプルなものにしてください。

また、ウェビナー用に作成する背景画像も、情報量の少ないシンプルなデザインにするのが望ましいでしょう。

3. 自分の顔を見すぎている

ビデオ会議の録画を見たことがある人なら、繰り返し自分の髪をすいていたり、「あ、いま自分の顔映りをチェックしているな」と気付いたりしたことがあるはずです。

こうしたことはウェビナーでも同様に起こりえます。ウェビナー中に髪を気にしたり、視線をそらしすぎたりすると、参加者に「緊張しているのかな」と思われてしまいます。また、話の説得力も低減するでしょう。

顔の映りや髪のセットはウェビナーを始める前に徹底し、いざ本番を迎えたなら、意識的に自分の顔を見ないように心がけてください。

4. 表情がこわばっている

リアルセミナーと違い、ウェビナーは参加者との距離感を縮めにくいですよね。

そこで大事にしてほしいのが「笑顔」です。ウェビナーはリアルセミナーよりも顔がこわばりやすく、笑っているつもりでも笑えていない人が多くいます。

そのためリアルセミナーのときよりも、ウェビナーでは口角を大げさに上げるようにしましょう。先述の「鏡の前でマスクをして笑う」目の表情トレーニングもあわせて行ってください。

ウェビナーは、リアルセミナー以上に参加者があなたの顔に目を向けます。堅い表情でいらぬ緊張感を与えないよう気をつけましょう。

5. いきなり本題に入る

距離感を縮めるためには、表情の他に、ウェビナーの本筋とは関係ない「雑談」も有効です。ウェビナーはリアルセミナーよりも参加者の温度感を上げづらいため、本題に入る前に、軽い雑談で場の雰囲気を温めることを意識しましょう。

雑談の内容は、天気や参加者のいる地域に関する話など、ソフトな話題から始めるのが定番です。どういったきっかけでウェビナーに参加したかを話すのもよいでしょう。

より良いのは、ウェビナーの本題につながる話題です。例えばウェビナーで伝えたい商品の魅力が「人事の効率化」であれば、業務上の困りごとや、どのような人事戦略を取っているかなどの話題を選ぶことで、本題に引き込みやすくなります。

最後に

今回はウェビナーでやりがちな失敗と注意点についてお伝えしてきました。

顔の角度や表情は、誰でも今すぐ改善できる要素と思われますので、今回お伝えしたことをぜひ試してみてください。

また、リアルセミナー以上にウェビナーで肝心になってくるのは、「話し方」です。「話し方」については私の無料メール講座でお伝えしています。「ウェビナーでなかなか参加者の心を動かせない」とお悩みの方は、こちらからメール講座をご登録ください。

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