マザーズコーチングスクールとは?スクールの中身について白崎あゆみの実体験も交えてお伝えします

産後すぐの私にとって、最大の関心事であり、不安事でもあったことは「子育て」でした。世界中のお母さんにとっても、それは同じだと思います。

今では私の子育てに対する不安は解消されましたが、その理由が『マザーズコーチングスクール』です。子どものために受けたマザーズコーチングですが、母親である私自身の気持ち・感情も落ち着くようになりました。

私が最初にマザーズコーチングスクールを受講したときの感想は、「すべての情報が目からウロコ。本当に楽しかった!」です。今ではマザーズコーチング認定講師となり、伝える側としてコーチングに携わっています。

そんな今でも、コーチングは数を重ねるたびにさらなる学びがあり、目の前の方にとっても自分にとってコーチングの凄さを感じています。

意外に思われるかもしれませんが、マザーズコーチングスクールでは「良い子に育てる方法」は教えていません。マザーズコーチングで大切にしているのは、あなたが子どもに対してどう接するかということ。

つまり育児や子育ての方法論というより、コミュニケーションの仕方に焦点を当てているのがマザーズコーチングスクールなのです。

子どもと接する上では、自分の内にある否定的な感情を制御したり、愛情を持って物事を伝えたりすることが重要です。しかし、頭では重要性を理解できていても、そういったことを最初からできるお母さんは多くありません。かくいう私も、その一人でした。

良い子を育てようとするのではなく、子どもが自己をしっかり持てるよう、そして健やかな人格形成を育めるようサポートする。それが何より大切なのだということが、私がマザーズコーチングスクールで得た学びの一つです。

今回は私が認定講師を務めるマザーズコーチングスクールの中身について、私の実体験なども交えつつお伝えしていこうと思います。

マザーズコーチングスクールとは

マザーズコーチングスクールとは、これまでに4万人以上のお母さん達が、子ども達とのコミュニケーション方法を学んだスクールです。生徒のお母さんはほぼ皆、口コミがきっかけで入学されています。

マザーズコーチングスクールのミッション(目的)は、あなたにしかできない親子コミュニケーションを活かし、子ども達のコミュニケーション能力の土台となる4つの要素を育てることです。

【タイトルボックス】子どものコミュニケーション能力を作る4要素

  • 自分で考える力
  • 自己肯定感
  • 折れない心
  • 思いやりの気持ち

4要素を育むための基本戦略は、子どもを「一人の自立した人間」と認めた上で、「聴く」「質問する」「ほめる」「しかる」といったお母さん側のコミュニケーションにコーチング技術を活かすこと。

あなたのコミュニケーションにコーチングを取り入れることで、あなたの子どもが、どんな時も自分らしさを自由に表現できる大人へと育っていきます。

また、お母さん達にコーチングをお伝えする上で重要視しているのは、「あなたにしかできないコミュニケーション」という点です。

100人の子どもがいれば100の意思があり、100人のお母さんがいれば100の子育てがあります。最適なコミュニケーションは親子によって異なるのです。

マザーズコーチングスクールでは、お母さん達に寄り添いながら、お母さん達の課題に一緒に取り組んでいきます

マザーズコーチングスクールで学べること

例えば、子どものコミュニケーション能力を作る4要素の一つである「自分で考える力」を育むには、どのように子どもと関わっていけば良いのでしょうか?

親子二人きりで過ごす時間が長くなった現代のお母さんは、子どもたちが間違ったことをしないよう、常に見張っているようなことが多いと思います。

実際、使った物の片付け方や定位置を覚えさせたり、社会のルールを理解させたりなど、子どもには教えるべきことがたくさんありますよね。

しかしながら、それが結果的に子どもを「管理」してしまっていたり、「押しつけ」になっていたりすることも多いのです。

そのような環境下で、子どもの「自分で考える力」を育てるには限界があります。一方通行的コミュニケーションではなく、お母さんが子どもを一人の人間として認めて接してあげることで、「自分で考える力」は自然と育まれるのです。

それでは、子どもの「自己肯定感」を育むには何が重要なのでしょう。日本の子どもたちは、他の国と比べても、とくに「自己肯定感」が低いという調査結果が出ています。子どもだけでなく、私たち大人も同様です。

私たち人間の思考パターンは幼少期のうちにほとんど決まります。つまり自己肯定感の高い子どもを育てるためには、子どもの思考パターンに大きな影響を与えるお母さんの接し方がとても大切なのです。

それにもかかわらず日本のお母さんたちは、知らないうちに子どもの自己肯定感を潰すNGワードを頻繁に使ってしまっています。なぜならお母さんも自己肯定感が低いからです。

子どもの自己肯定感を向上させるには、お母さんの自己肯定感にまず意識を向ける必要があります。

子どもの「心を育む」関わりとはなんでしょう。

教育熱心なお母さんほど「子どもの将来のために!」と、一生懸命に勉強させたり、習い事に通わせたりします。それによってスキルや学力は育つかもしれません。しかし、心は育つでしょうか?

お母さんによる子どもの将来への「干渉」は、逆に子どもの可能性をどんどん狭めます。秀でたスキルや学力も確かに重要ですが、それらが存分に活きるのは、豊かな心があってこそです。

子どもと「信頼関係」を育む関わりとはなんでしょう。

「子どもは未熟である」と、「子どもには未熟な部分がある」とでは大きく意味が違ってきますよね。未熟な部分は大人にだってあります。子どもだから未熟なのではなく、人間だからこそ、未熟な部分があって当たり前なのです。

こう捉えることで、お母さんと子どもの間に信頼関係が生まれ、親子の絆はより硬いものになります。

一方で、子どもには未熟な部分が大人より多いのも事実です。そのため、わかりやすい言葉や表現を使うことが、お母さん側のコミュニケーションにとって大切です。

マザーズコーチングスクールでは以上のような、お母さんの課題を改善していくための具体的コミュニケーションについて学び、身につけていきます。

私とマザーズコーチングスクールとの出会い

ここからは、私がマザーズコーチングスクールとの出会いでどう変われたかを、実体験を話しつつお伝えできればと思います。

初めての出産、育児で不安だらけだった私は、安心感を得るためにとにかく情報を漁っていました。本を何冊も買ったり、月刊の育児雑誌を定期購読したり、インターネットで検索したり、「とにかく情報を集めなきゃ」という気持ちでいっぱいでした。

しかし、これは逆効果でした。時が経つにつれ、本やネットの記事に書いてあるような「○か月くらいで○○をしますよ」という説明と、実際の息子の成長・行動の間に、ギャップが出てくるようになってきたのです。

このギャップがまた、私の育児に対する不安を煽りました。

けれど、冷静に考えれば、赤ちゃんの成長にも個性があって当たり前です。早くつかまり立ちをする子もいれば、たくさんおしゃべりする子もいる。「人それぞれ」は赤ちゃんでも同様なのです。

それでふと思いました。私は情報を漁るばかりで、「目の前にいる息子をちゃんと見られていないな、信じてあげてないな」と。

私は極端な性格です。なので……「ぽいっ!」。いったん、育児本はすべて捨てました。「不安の種だから捨てちゃえ!」と。「目の前にいる息子だけを見よう」と思ったのです。

私は本の断捨離をきっかけに、モンテッソーリ教育やマザーズコーチングスクールに興味を持ち始めました。このときが、コーチングという概念に初めて出会った瞬間でもあります。

私はマザーズコーチングスクールの一般講座を受けることにしました。最初の講義で、担当ティーチャーさんにされた質問は今も鮮明に覚えています。

「子育てのゴールはなんですか?」

とてもシンプルな質問ですよね。私の方も鼻息を荒らげて「自分の力で稼げる人間になってもらうこと!」と回答。「完璧! これ以上の答えはないでしょ?」と自信満々でした。

すると、担当ティーチャーさんは「大人になったときがゴール、ということですか?」と切り返してきたのです。

これにはハッとさせられました。確かに、息子が大人になるまでは約20年間、それだけ経たないと見えてこないゴールなんて、もはや修行ですよね。ゴールは目に見えるからこそ目指していけるものです。

当時の私は、「24時間365日、一時も休むことなく、身を削って頑張り続ける」選択を自分でしていたのかもしれません。覚悟すること自体は良いですが、現実には肉体的・精神的な限界があります。頑張り続けるにも、頑張り方の工夫は必要です。

マザーズコーチング受講後、私は子育てのゴールを考え直しました。それによって「今日も元気いっぱいだったなぁ」と、息子に対してほっこりするポイントが一気に増えました。私の感情も、受講前より安定するようになったんです。

私の「自己肯定感」はコーチングのおかげ

私がコーチングを学んだことで一番よかったことは、自分を不必要に責めなくなったということです。

人は「あの人に比べて自分は……」といった風に、他人と自分を比較して一喜一憂することがありますよね。

私は比較的、他人と自分を比べることは少ない方だと思っていましたが、コーチングを学ぶ中で気付かされました。実は、私はふとしたことでネガティブになり、「こんな自分はだめだ」というような言葉で自分を傷つけていたのです。

日本のお母さんたちに「子育てで罪悪感を感じることはありますか?」と質問すると、実に99.7%が「罪悪感を感じる」と答えた、という調査結果があります。お母さんはほぼ皆、多かれ少なかれ子育ての中で罪悪感を感じることがあるのです。

また、半数以上の子育て中のお母さんが「孤独感・孤立感」を感じている、という結果も出ています。

日本のお母さんの自己肯定感がどのくらいかを示すデータとして、それらは非常に興味深い調査結果といえるでしょう。

自己肯定感の高さは、お母さん達だけではなく、子ども達にとっても重要な問題です。

「自分を肯定的に捉える、自分をありのまま受け入れる」ということは、充実した人生を送るために必要不可欠です。社会の様々な困難を乗り越えたり、他者と協調したりするにも自己肯定感は必要となります。

しかしながら、現実には、自己肯定感が低い子どもたちが多いそうです。

その原因の一端は、多くのお母さんが、幼少期の関わり方の重要性を頭では理解していながら、子ども達を他人と比較して傷つけてしまうことにあるでしょう。「子どものため」と思っての言動は、時に逆効果になりうるわけです。

そのことを理解している日本のお母さんは、まだまだ多くありません。子どもの自己肯定感を高めてもらうには、お母さんの自己肯定感から改革する必要があるのです。

コーチングで学んだのは「やらないこと」を決めること

「『マザーズコーチング』というくらいなのだから、お母さん特有の気づきがあるはず!」

そう私は思っていました。実際、お母さんならではの気づきもたくさん得られましたが、得られた気づきの中で一番私の心に刺さったものは、実はお母さんに限らず大切なことだったんです。

それは、新しいことを始める前に、「やらないことを決める」ということ。

確かに、私は新しいことを始めるとき、最初にやることリストばかり作っていました。これって当たり前に思えますけど、よく考えたら、ちょっとズレているんですよね。

だって、新しいことを始めるなら、これまでにやっていたことを何かしらやめないと、頭の中が一杯いっぱいになってしまいますから

たとえば冷蔵庫の中身がパンパンの状態で、冷蔵庫の中身では作れない料理を作ろうとしたら、食材が溢れてしまいますよね。冷蔵庫の中身では作れない料理に挑戦したいなら、まずは冷蔵庫の中身を消費するなり、捨てるなりして、何らかの形で決別しないといけません。

変な例えかもしれませんが、「新しいことを始めるときは、何をやらないか決める」ということも、冷蔵庫の中身と似たようなものだと思うのです。

私は、新しいことをやるのに「断捨離だ!」と言って物は捨てられましたが、やることが捨てられていませんでした。目からウロコとは、このことですね。

マザーズコーチングスクールは日本を元気にできる

その存在を知り、初めて受講したときから感銘を受け、今でも本当に素晴らしいと私が惚れ込んでいるマザーズコーチングスクール。

マザーズコーチングスクールはお母さんのコミュニケーション能力と親子の自己肯定感を向上させ、ひいては日本を元気にできる、素晴らしい講座を提供しています。

多くのお母さんは講座資料の1ページめの時点で目をうるませるのですが、毎回だれよりも先にウルウルしているのは、この私だったりします。

内心では「こらー! なんでお前が泣いてんだー!」と自分に対して思っているのですが、コーチングは教える側も学びが多いもの。子どもを思うお母さん方と学ぶ時間は私にとってかけがえのないもので、私もつい講義中に感極まってしまうんです。

マザーズコーチングスクールで学んだことを息子との関わりで試してみたら、今まで見たこともないような困惑な表情をしてくれました(笑)。これだから、コーチングは楽しいな。

私がマザーズコーチングスクールに出逢って変わったことを全部あげようとしたら、きりがありません。

マザーズコーチングスクールの受講について

子どもの脳は0〜6歳の間に、ほぼ出来上がると言われています。そのためマザーズコーチングスクールでも、その間に講座を受けることをおすすめしております。

とはいえ、「私の子どもは7歳です。もう遅いでしょうか?」という質問もよくお受けしますが、遅いということはまったくありません。育児の問題を抱えている方であれば、どなたでも歓迎しております。

実際に私からマザーズコーチングを受講してくださり、そのままマザーズコーチングスクールの認定講師になってくださった方の中には、小学生、中学生、高校生のお子さんをお持ちの人が多くいらっしゃいました。大学生や社会人のお子さんがいらっしゃった方もいます。

また、『マザーズ』という名前がついていますが、男性にもたくさん受講いただいています。性別や立場、お子さんの年齢などに関わらず、あなたが育児に携わる人なのであれば、マザーズコーチングスクールのノウハウは必ず役に立ちます

さらにマザーズコーチングスクールは、お子さんとの関わりだけでなく、パートナーや仕事の同僚といった、大人とのコミュニケーションの質も高まったという方もいらっしゃいます。

私自身は「近所にひとり、マザーズティーチャー」というスローガンの元、マザーズコーチングスクールの認定講師として、またトレーナーとして、ときには一人の人間として、全ての方にマザーズコーチングスクールを届けようと、日々活動しています。

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